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【せき】


旧国名:陸奥

海岸沿いの深浦台地上に発達し,南は白神山地に続き,北は日本海に面する。地名は,古くこの地に関門があったことに由来するという(西津軽郡史)。天文年間の津軽群中名字「西船関〈ニシノセキ〉」とも見える(津軽一統志)。字栃沢にある「関の杉」(県天然記念物)の下に並ぶ板碑42基は近傍から集めたものである。昭和30年県史跡に指定された。これらの中に暦応3年から永徳元年までの北朝年号が確認される。地内の西浜折曽の関は別称を金井城・熊窟城ともいい,関集落南方,標高70~100mの海岸段丘上にあり,安東一族のものと考えられるが詳細不明。
関(中世)】 鎌倉期から見える地名。
関村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
関(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011473