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長後
【ちょうご】


旧国名:陸奥

下北半島西端中央部,長後川の河口部に位置する。西側は津軽海峡に面し,東方には鍋掛山をはじめとする下北山地が広がる。周囲を海に迫る急峻な山岳で囲まれる。地名の由来は,アイヌ語で急なる小山の意の「チウ・コム」に由来するともいう(陸奥下北半島地名考/旅と伝説11)。周辺台地から縄文時代のものと思われる土器片や石鏃が出土している。地内穴間の崎に人工を加えたような美しい洞穴があり,前浜に腰切岩の出崎がある。長後と福浦との間の海岸線は,継続して巨石が立ち並び,長浜と呼ばれる古くからの難所である。
長後村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
長後(近代)】 明治22年~現在の佐井村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011758