夏坂
【なつざか】
旧国名:陸奥
馬淵(まべち)川の支流熊原川の源流部,来満峠直下に位置する。地名は来満峠に向かう坂の名に由来するもので,この峠道は冬から春にかけては積雪のため交通が途絶し,秋田へ通うには浄法寺から荒屋新町を通って鹿角に出なければならなかったが,夏季にはこの道を越えられたからである。当地はこの坂道に沿って長い地域をなす。
【夏坂村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【夏坂(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7012152 |