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大川目
【おおかわめ】


旧国名:陸奥

黒森山の東南,久慈川中流域に位置する。標高24m。地名の由来は,弘仁期の宇漢米(うかめ)公の宇漢米より大川目になったという(日本先住民俗史)。北部の新町の高台には,中世,久慈周辺を掌握していた久慈氏の居館跡があり,新町館(久慈館ともいう)跡と称している。同館には鎌倉初期南部三郎光行三男の三郎朝清が居住したが,のち七戸城に移ってからは久慈氏が居住し,文禄元年久慈修理の代に廃館になったと伝える。
大川目村(近世)】 江戸期~明治17年の村名。
大川目村(近代)】 明治22年~昭和29年の自治体名。
大川目町(近代)】 昭和29年~現在の久慈市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7013847