白鳥
【しらとり】

旧国名:陸奥
折爪岳の南西麓に位置する。地層は新生代第三紀層中新世四ツ役層で構成されている(四ツ役層とは,白鳥字四ツ役の地層をとって四ツ役層といっている)。地名の由来は,アイヌ語で「奥まった沢」の意味で,白鳥はあて字であるとされている。ただし,白鳥の地名は多く白鳥神社にともない,ヤマトタケル伝説にかかわることが多いから,そういうものとの関係がなにかあるかもしれない。地内から中新世四ツ役層の化石が大量に産出することで全国的に有名である。また縄文式土器の遺跡が多く分布している。館の集落は往時の白鳥館の跡。350m×100m。3haの集落を囲む濠があったという。九戸氏の居館と伝えるが不詳(城郭大系2)。
【白鳥村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【白鳥(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7014946 |




