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煤孫
【すすまご】


旧国名:陸奥

須々孫とも書いた。北上盆地のほぼ中央西部,北を東流する和賀川右岸の沖積地段丘面上に位置する。南西部は奥羽山脈。段丘崖の比高は30~40m,段丘は低位の金ケ崎段丘が大半で,南西部で村崎野段丘・西根段丘が見られる。また段丘面上は南西部が高く,北東部にゆるやかに傾斜する扇状地で,八幡野・本郷野・法量野・宮沢野・観音野などが広がり,荒屋沢・熊沢・小坪沢・宮沢などの小河川が段丘崖を侵食して北東に流れ和賀川に合流する。地名の由来は,アイヌ語のススマク(柳などの湿地植物の繁茂する所)にちなむという説がある(郷土の地名と屋号誌)。
須々孫(中世)】 鎌倉期から見える地名。
煤孫村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
煤孫(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7015037