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豊沢
【とよさわ】


旧国名:陸奥

北上川支流の豊沢川源流部に位置する。奥羽山脈中にあって四方をすべて山岳に囲まれている。豊沢川にちなむ地名と考えられる。古代には胆沢(いさわ)郡より奥の地を指して「遠胆沢」と呼んでおり,豊沢川は本来「遠胆沢川」で,後世,豊沢の文字を当てたものと推定されている(旧蹟遺文など)。当地は豊沢大念仏剣舞発祥の地。この剣舞は一遍上人の創始と伝え,弘安3年一遍の高弟宿阿が桂沢の小屋場平付近で1尺8寸の木造阿弥陀如来像を発見(邦内郷村志は発見場所を芦萱淵とする),当地の草庵に安置して住民に仏道を説き,伝授したものという(花巻市史3)。この木像が石鳥谷町の時宗林長山光林寺の本尊阿弥陀如来で,同寺の開基は宿阿上人とされている。
豊沢村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
豊沢(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7015484