弁天島
【べんてんじま】

和賀郡沢内村猿橋地内の和賀川にできた舟形の花崗岩質の岩塊群。和賀川の浸食により，川の中央部に南北約100m，東西約40mにわたって中州状に形成される。島の中央部に七福神の１つ，弁財天を祀る厳島神社があるところから弁天島の称がついた。付近はマツ・スギなどの巨木が生い茂り，起伏のある岩に囲まれポットホール（甌穴）地形も見られる。島の東は弁天橋，西は厳島橋の２つの橋によって両岸を結んでいる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7016033