細野
【ほその】

旧国名:陸奥
遠島山の北東,長内(おさない)川支流濁川流域に位置する。標高360m。山地で川沿いの沖積地帯に集落を作っている。「永正五年馬焼印図」(古今要覧稿)に「ほそ田」と見えるのは細野の誤記で,当地が細野牧の故地かという。地内には宝篋印塔が2基あるが詳細は不明。また,地内八屋家の裏山には細野館跡がある。同館跡は70m×20m。空濠の遺構がある(城郭大系2)。
【細野村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【細野(近代)】 明治22年~昭和29年の山根村の大字名。
【細野(近代)】 昭和29年~現在の久慈市山根町の字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7016053 |