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岩出山
【いわでやま】


旧国名:陸奥

江合(えあい)川流域の平野部と,その両側に連なる陸前(りくぜん)準平原と呼ぶ丘陵地から成り,玉造(たまつくり)郡の中心地。「和名抄」記載の玉造郷,「延喜式」記載の玉造駅はいずれも当地に比定されている(宮城県史1)。年次不詳「金沢文庫文書」に「奥州玉造郡は国領に候」とあり,鎌倉期は金沢氏(北条一族)の領地であった。「余目記録」には南北朝期の貞和2年「氏家三河守其の頃当国の執事もたれ候間,岩手さはより手勢三百余騎にてはせつき」とあり,南北朝期からは岩手沢と呼ばれるようになり,奥州探題大崎氏の重臣氏家氏の支配するところとなる。天正18年大崎氏とともに氏家氏が滅亡すると,岩手沢は秀吉の側近の1人木村吉清の領地となる。天正19年に葛西大崎一揆を鎮圧し木村氏を没落させた伊達政宗が,その旧領を受けて米沢(よねざわ)(山形県)より岩手沢に移り,岩出山と改称。
岩出山本郷(近世)】 江戸期~明治5年の村名。
岩出山村(近代)】 明治5~22年の玉造郡の村名。
岩出山町(近代)】 明治22年~現在の玉造郡の自治体名。
岩出山(近代)】 昭和29年~現在の岩出山町の行政地名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7016810