御祓川
【おんはらいがわ】

塩竈(しおがま)市を流れる川名。宮城郡利府(りふ)町との境界，泉沢（ぼったり沢）の堰堤を源泉に赤坂橋に北西から流れてくる。赤坂橋から塩竈神社鎮座の一森山の南端の裾を東流して塩竈湾に注ぐ。安永年間に鈴木勘右衛門が泉沢に堰堤を築き，赤坂橋付近から竹樋で町まで引き水道として利用した（祓川の碑）。川名は，塩竈神社の７月の例祭の流鏑馬の射手たちが身を浄める川であることに由来する（塩竈町方留書）。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7017175