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清水村
【しみずむら】


旧国名:陸奥

(近世)江戸期~明治8年の村名。栗原郡九十六邑の1つ。一迫(いちはさま)川支流昔(いにしえ)川沿いに位置する。「元禄郷帳」の村高は1,032石余,「天保郷帳」では1,360石余。「封内風土記」によれば,戸口45,神社は八幡宮3・熊野神社2・諏訪神社・神明宮・蔵王権現社・雲南権現社・明神社の計10社。仏閣に観音堂,寺院に曹洞宗円通山普門寺があり,普門寺は元亀元年快室慶悦和尚の開山で栗原郡真坂村竜門寺の末寺。鹿野和泉が居住したと伝える古塁があった。明治元年宇都宮藩預り地,以後,栗原県・胆沢(いさわ)県・登米(とめ)県・一関県・水沢県・磐井(いわい)県に所属。同8年真坂(まさか)村に合併。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7017938