馬籠川
【まごめがわ】

馬込川とも書く。本吉郡本吉町を流れる川名。同町の西南，滝沢の奥丘陵403mに源を発し，東方に向かって，馬籠町・寺要害(てらようがい)・漆原(うるしばら)・狩猟(かりよう)・岳の下(たけのした)など約11kmを流れ，圃の沢(はたのさわ)で津谷川と合流し，小泉湾に注ぐ。この間，漆原から岳の下間を山田川とも呼ぶ。川名はもとの馬籠村の名に由来する。当川には俗称「鷹之羽カジカ」という河カジカが生息し，伊達吉村公奥筋出駕の節をはじめとして，数回にわたり献上したことが「大向三浦家系譜」に記されている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7019128