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埋田
【うめだ】


旧国名:出羽

子吉(こよし)川西側の氾濫原に位置し,いわゆる子吉田圃の一画をなす。もと子吉郷に属す。西目浜館にいた由理仲八郎政春は,仁賀保(にかほ)院内(いんない)の鳥海弥三郎に敗れた後,鮎川(あゆかわ)鳴瀬台に移り,食糧確保のため埋田谷地を,村上帯刀・木内民部らに監督指揮させ開発させたという(由利町史)。長禄3年由理政春の旧臣佐藤民部信恒の男佐藤図書・井上団右衛門・又兵衛・嘉兵衛・九助の5人が尾崎山桜清水に住した。慶長15年楯岡豊前守が尾崎山に本城を築く際,屋敷を引き上げられ,4人は奉公することになったが,佐藤図書のみ最上氏の直臣になることを希望して叶えられず,埋田村に籠居し農民となり,名を埋田図書と改めたとも伝える(羽陰温故誌)。「郡村誌」によれば,「万治元年不毛ノ地ヲ開拓シテ耕地トス。追年人家増殖シ宅地狭隘ナルカ為メ,耕田ヲ埋メテ村落トナス故ニ本村ノ称アリ」とある。
埋田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
埋田(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020046