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雄勝郡
【おがちぐん】


旧国名:出羽

出羽国(羽後国,秋田県)の郡名。小勝・男勝とも書く。「和名抄」では訓を乎加知(おかち)とするが,「おかつ」「おかち」とも呼称。横手盆地の南端に位置し,北は平鹿(ひらか)郡,東は真昼(まひる)山地の南端から栗駒(くりこま)山に連なる奥羽山脈をもって陸奥国磐井(いわい)・胆沢(いさわ)・和賀(わが)の3郡,南は神室(かむろ)山地をもって陸奥国玉造(たまつくり)・栗原の両郡と出羽国最上(もがみ)郡,西は出羽山地をもって由利(ゆり)郡と接する。雄物(おもの)川の源流地であり,その支流の役内(やくない)川・高松川・皆瀬(みなせ)川・西馬音内(にしもない)川が郡内を流れる。中世から現在までの間に西部と北部の一部に郡境の変更があった。
(古代)令制郡の成立は天平5年12月26日。
(中世)文治5年源頼朝は奥州惣奉行葛西清重に山北3郡から岩井・伊沢・江差3郡への種子農料運送を命じ,建久元年には大河兼任の乱の舞台ともなる。
(近世)慶長7年から秋田藩領。
(近代)戊辰戦争では,藩境のため,秋田藩と仙台・庄内両藩兵の激戦地となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020295