小坂村
【こさかむら】

旧国名:出羽
(近世)江戸期~明治初期の村名。出羽国由利(ゆり)郡のうち。矢島藩領。子吉(こよし)川が大きく蛇行してつくりだした氾濫原の突端に位置し,現在の矢島町大字川辺字小坂に当たる。「天保郷帳」に小坂村130石余とある。「正保国絵図」,正保3年の「知行高帳」に見える小坂村とは別にその後新たに開発されて成立した村と考えられる。村鎮守はない。明治初年川原村に合併されるが,その時期は不明。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7020972 |