早口川
【はやぐちがわ】

北秋田郡田代町を南流する川。青森・秋田両県境に位置する白神(しらかみ)山地に源を発する澄川沢・長慶沢・沼沢が合して大川目(おおかわめ)川となり，大割(おおわり)沢と合流して早口川となる。さらに田代岳に源を持つ薄市(うすいち)沢・味噌内(みそない)沢を合わせて，蛇行しながら南流し出口(でぐち)集落で米代(よねしろ)川に注ぐ。流路延長38km，流域面積149.8km(^2)の１級河川。川名は出口の水勢の早いことに由来。昭和50年，大割沢との合流点近くに早口ダムが建設。下流の谷底平野では，河岸段丘が６段まで数えられる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7022592