富津内村
【ふつないむら】

(近代)明治22年~昭和30年の南秋田郡の自治体名。富田(とみた)・中津又(なかつまた)・下山内(しもさんない)3か村が合併して成立。大字は旧村名を継承,3大字を編成。村名は住民の希望により3か村の各1字をとり命名。戸数307・人口2,024。面積45.61km(^2)。役場は当初は下山内,のち富田字向川原に設置。地租対象地は田319町・畑63町・雑種地299町歩余。山林の大半は藩政期の御直山「中津又山」を国有林に組み替え。五城目(ごじようめ)営林署の管理下に置かれる。県道五城目街道(現国道285号)の改修工事は明治32年に着工,昭和7年・同28年と改修工事が続行され,当村開発の生命線であった。農地改革時,当村の小作地は171町歩(全耕地中の45%),うち140町歩を開放。滑多羅(なめたら)温泉は近世以来の湯治場。昭和30年五城目町・馬場目村・大川村・内川村と合併,五城目町が成立。3大字はそれぞれ富津内を冠称,五城目町の大字に継承された。合併時の戸数479・人口3,103,山林247町歩のうち国有林182町歩。合併後,村名は地区名・川名・学校名(富津内西小学校・富津内東小学校・富津内中学校)などとして跡をとどめる。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7022775 |




