100辞書・辞典一括検索

JLogos

13

金山川
【かなやまがわ】


最上地方北東部,延長20kmの一級河川。最上川支流真室(まむろ)川に注ぐ二次支川。最上郡金山(かねやま)町の東端神室(かむろ)山(1,365m)から黒森(1,058m)西麓に端を発し,金山町大字有屋付近で小開析盆地を形成しながら西流する。さらに金山町の中心地付近を扇頂とする扇状地をつくり,河流は南に転じる。大又(金山町大字上台)付近で再び西流,左岸に広い段丘をみせて同郡真室川町南西部で真室川に流入する。流域面積42km(^2)。朴山堰・新田堰・大堰はじめ20余の用水施設をもち600haを灌水する。金山町は県の北東端に位置し,天正年間までは仙北(秋田県)の小野寺氏の領地であったが,最上氏の支配を経て近世の大半は新庄藩領となる。杉の美林で知られる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7024399