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新整町
【しんせいまち】


旧国名:出羽

(近世)幕末期~明治9年の町名。鶴ケ岡城下のうち。鶴ケ岡城下の南部,青竜寺(しようりゆうじ)川右岸に位置する。慶応3年新整組のために番田村地内に新設された町。家数は52軒。元治元年庄内藩は,幕府が募集した牢人組の新徴組を委任され,江戸市中見廻に従事したが,庄内藩は新徴組の1人小林登之助を中心にその門弟たちで大砲組を組織し新整組と名づけた。明治元年庄内に下った新整組は一時元曲師町小御屋などに居住し,戊辰戦争にも参加した。明治3年青竜寺川右岸に屋敷割りがされ,翌年春住宅が完成して入居。のち後田山開墾にも参加させられたが脱走者もあらわれ,明治4年以後急速に離散した。明治9年番田村に合併。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7025723