湯野
【ゆの】

旧国名:陸奥

中通り北部，福島盆地北西部，摺上(すりかみ)川北岸に位置する。地名の由来は地内から源湯が湧くことによる。対岸の飯坂，上流の穴原とともに古くから温泉郷として知られている。地内には西原廃寺跡があり，「類聚国史」ほかに記されている天長７年山階寺僧智興によって創建された菩提寺に比定されている。
【湯野村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【湯野村(近代)】　明治22年～昭和15年の伊達郡の村名。
【湯野町(近代)】　昭和15～30年の伊達郡の町名。
【湯野(近代)】　昭和30年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7034769