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木葉下
【あぼっけ】


旧国名:常陸

藤井川の支流前沢川上流域に位置する。地名の由来については,鎮守香取神社を下総国香取神宮から勧請して遷座する際に榊葉の裏に御影を顕したということによるという説,山肌の崩れた所を「ばっけ」,赤土が露出した崖地を「あかばっけ」などといいそれが転訛したという説(新編常陸),木葉下の字は当地に大樹の美蔭があったことによるという説(同前)がある。縄文時代の小鍋遺跡,古墳時代の大鍋遺跡がある。地内に佐竹氏の開発と伝える金山があった。佐竹領内の金山は,天正19年に豊臣秀吉の直轄とされたが,産金の一部を「分一」(10分の1)運上することで佐竹氏に預け置かれた。朝鮮出兵を契機として領内の大久保・瀬谷・部垂(へたれ)・山尾・保内・南郷の金山とともに当地の金山が積極的に開発されたと推定され,現在も遺構をとどめている(水戸市史)。慶長3年佐竹氏は領内に検地を行ったが,その際の「常陸国茨城郡木葉下村御検地帳」が残る(大高文書)。
木葉下村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
木葉下(近代)】 明治22年~昭和33年の大字名。
木葉下町(近代)】 昭和33年~現在の水戸市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7035224