奥野村
【おくのむら】

(近代)明治22年～昭和30年の自治体名。はじめ信太(しだ)郡，明治29年からは稲敷郡に所属。乙戸川・小野川流域に位置する。奥原・久野・井ノ岡・桂・小坂・島田・正直の７か村が合併して成立。旧村名を継承した７大字を編成。役場を久野に設置。村名は奥原村・久野村が大村であるので各１字をとって命名。明治24年の戸数503・人口2,475，厩199，船12。大正元年の戸数600・人口3,097，田305町・畑357町・山林1,024町，大正５年の自作農151戸・小作農185戸・自小作農88戸，米4,049石・大麦1,900石・小麦840石・繭500石（県史市町村編Ⅲ）。世帯・人口は大正９年583・3,302，昭和10年588・3,318，同25年755・4,216。同27年土浦～竜ケ崎間の定期バス開通。昭和30年牛久町の一部となり，村制時の７大字は同町の大字に継承。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7036068