関南村
【せきなみむら】

(近代)明治22年~昭和31年の多賀郡の自治体名。太平洋に注ぐ江戸上川流域に位置する。関本下・神岡上・神岡下・仁井田の4か村が合併して成立。旧村名を継承した4大字を編成。役場を神岡下に設置。明治24年の戸数351・人口1,646,厩169,船3。同35年の戸数331・人口1,738。世帯・人口は,大正9年422・2,056,昭和10年536・2,694,同25年608・3,257,同30年617・3,307。明治30年村境付近を日本鉄道磐城線が通過。隣接する関本村に関本駅(現大津港駅)が置かれ,バス路線も駅を中心に発達した。昭和31年北茨城市の一部となり,村制時の4大字は同市の大字に継承。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7037905 |