世喜村
【せきむら】

(近代)明治22年～昭和30年の久慈郡の自治体名。久慈川中流左岸に位置する。富岡・塩原・辰ノ口・小貫・照山・小倉の６か村が合併して成立。旧村名を継承した６大字を編成。役場を辰ノ口に設置。村名は古く21か村の田地を潤し世を喜ばした用水江堰（辰ノ口堰）があることにちなむ。明治22年の人口2,993。同24年の戸数447・人口3,039，厩304，船33。同42年の戸数570・人口3,481。大正８年の人口3,366。世帯・人口は大正９年750・3,432，昭和10年685・3,596，同25年737・4,279。昭和30年那珂郡山方町・大宮町の一部となり，村制時の６大字は両町の大字に継承。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7037909