大学原
【だいがくはら】

那珂町の北東部にある原。標高30m前後で那珂台地の一部をなす。「水府志料」本米崎村の項に「大学原　長百八拾間，横三拾間あり。秣場なり。名付る故をしらず。古昔大井大学と云者居所ありし所と云」と見える。この原に県開発公社により向山工業団地が造成されたが，経済不況で企業誘致が進まず，東隣の東海村にある日本原子力研究所の臨界プラズマ装置（ＪＴ‐60）を中心にした核融合研究施設の建設が進められている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7037997