出流原
【いずるはら】

旧国名:下野
古くは湧釜原とも書いたという。足尾山地南縁部の洪積台地上に位置する。北部に磯山山系を負い,東部の字渥戸付近で彦間川が旗川に合流する。磯山の南麓には湧泉池(弁天池)があって出流川の水源となっており,同川が西部を貫流する。磯山はフズリナ・ウミユリなどの化石を含む石灰岩から成っており,古くから採掘が行われている。また,東洋象・鹿・狼などの化石も出土する。縄文時代の北の内遺跡・本郷遺跡などがあり,弥生時代の出流原遺跡からは再葬墓跡や人面土器が出土した。古墳は四十八塚の名が残るが,土地改良により大半が消滅し,字宿西・宿東・本郷・鴇崎(ときざき)などに10基程残存している。
【出流原村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【出流原(近代)】 明治22年~昭和30年の大字名。
【出流原町(近代)】 昭和30年~現在の佐野市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7040678 |




