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上平
【うわだいら】


旧国名:下野

松川が鬼怒(きぬ)川に合流する付近の沖積地に位置し,全域が平地である。下原には大塚と呼ばれる小規模な古墳があり,享保8年8月の五十里(いかり)洪水の時にはここに村人は避難したと伝えられている。江戸期にまとめられた「氏家宿古記録集」や「氏家記録伝」などによれば,当地は中世に「氏家二十四郷」の1つであったという。中世に当地は氏家郡内の郷村の1つで,氏家氏・宇都宮氏の支配下にあったと考えられる。「宇都宮興廃記」によれば,康暦2年の小山義政との裳原合戦に,宇都宮方として上平修理亮が見え,天正13年の薄葉原合戦で上平平四郎は塩谷義綱の被官として那須資晴と戦っており,これらは当地の在地武士と考えられる(宇都宮市史)。また,「今宮祭祀録」によれば,今宮神社の祭礼に際して,天文16年から文禄元年の間に3度上平村から籠谷氏と上平氏が頭役を勤仕したという(西導寺蔵)。
上平村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
上平(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7040858