大塚
【おおづか】

旧国名:下野
思川右岸に広がる広大な沖積地に位置する。壬生(みぶ)・宇都宮への街道北側の水田の中に直径35m・高さ3.5mの大型の円墳岩屋古墳がある。このほかに16基の大小の古墳がほぼ南北に,長くは50m,短くても8mの間隔で並んで作られていたという昭和11年の地元小学校の調査記録が残っている。現在も小字名に三ツ塚・並塚・井戸塚・岩塚・我鬼塚・川子塚などがある。地名は大型の岩屋古墳あるいは多くの古墳にちなむといい伝えられている。
【大塚(中世)】 鎌倉期~南北朝期に見える地名。
【大塚村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【大塚(近代)】 明治22年~昭和32年の国府村の大字名。
【大塚町(近代)】 昭和32年~現在の栃木市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7040990 |




