上柏崎
【かみかしわざき】

旧国名:下野
喜連川(きつれがわ)丘陵南西部,井沼川左岸の平坦地に位置する。東端を南北に立街道が通る。西は傾斜地となり丘麓には市の堀用水が流れ,低地に田園が広がる。丘陵には古墳が点在している。柏崎の地名の柏は絶壁,傾斜のある場所を意味し,崎はその先端であることを示している。江戸期以前に柏崎村が上・中・下の3か村に分かれて上柏崎村が成立したという。立街道沿いに集落がある。江戸期にまとめられた「氏家宿古記録集」や「氏家記録伝」などによれば,当地は中世に「氏家二十四郷」の1つであったという(氏家町史)。中世に当地は氏家郡内の郷村の1つで,氏家氏・宇都宮氏の支配下にあったと考えられる。
【上柏崎村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【上柏崎(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7041332 |




