上高根沢
【かみたかねざわ】

旧国名:下野
宝積寺(ほうしやくじ)丘陵東麓を南流する野元川流域,五行川右岸に形成された沖積低地に位置する。高根沢の地名の由来は,高原山のすそ野にある沢地帯であることによる。また,宝積寺丘陵の権現山に中世城郭があり,宇都宮氏の支族,高根沢兼吉の居城とされ,高根沢郷と称した説もある。応永15年今宮明神頭役に高根沢六郎が見え(今宮祭祀録/西導寺蔵),その後,益子氏の一族,紀宗之は高根沢遠江守と称して,高根沢郷三百町を領したという(下野国誌)。
【上高根沢郷(中世)】 戦国期に見える郷名。
【上高根沢村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【上高根沢(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7041384 |




