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佐良土
【さらど】


旧国名:下野

那珂川と箒川が合流する地点から西北方に広がる三角形の地域。地名は,アイヌ語から来ているといわれ,「サラ」はカヤツリ草などが茂った原野,「ト」は湖沼や水溜りをさし,この2語をあわせて名付けられたといわれている(那須郡誌)。永正17年の結城氏と那須氏の戦いを記念して始まったといわれる大捻縄(だいもじ)引きがあり,盆の14日夜,小字対抗で縄引きが行われる。慶長12年9月那須資晴は佐良土村のうち50石を法輪寺に寄進している(法輪寺古文書/大日料12‐5)。
佐良土村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
佐良土(近代)】 明治22年~現在の湯津上村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7042000