皆川
【みながわ】

旧国名:下野
皆河とも書く(門葉記)。北・西・南側三方を太平山系の山々に囲まれている。東側に永野川が流れており,一部は吹上扇状地の扇端部にあたる。永野川の西側にある白山台遺跡からは5世紀後半から6世紀中期頃の滑石でつくった鏡・勾玉・剣などが発掘されている。北側に連なる山々の突端に皆川城跡がある。永野川に沿って約5km南へ下ったところに下皆川という地名が残る。永野川の東側に大皆川の地名が残る。
【皆河荘(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える荘園名。
【皆川村(近代)】 明治22年~昭和29年の下都賀郡の自治体名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7043805 |




