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青梨子
【あおなし】


旧国名:上野

榛名(はるな)山の東南麓に位置する。平坦であるが,南東に緩やかに傾斜し,中央を八幡川(蟹沢川)が貫流,南縁を牛池川が流れる。昭和10年諏訪山・五輪様・浅間山と称される古墳があった(上毛古墳綜覧)が,現在残っているのは諏訪山古墳のみ。祭神を菅原道真とする菅原神社は延喜式内社に準ずる古社と伝えられ,寛文12年に再建。字前原の熊野神社は文政10年京都の富小路正三位刑部卿藤原貞直の難病を全快させ,以降富小路家が毎年御灯油料を寄進するとともに,村中打寄踊(村芝居)を奉納したとの故事が残っている。
青梨子村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
青梨子(近代)】 明治22年~昭和30年の清里村の大字名。
青梨子町(近代)】 昭和30年~現在の前橋市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7044254