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上早川田
【かみさがわだ】


旧国名:下野,上野

渡良瀬川右岸に位置し,北西端で同川に矢場川が注ぐ。地名の「サガ」は逆流,「ワダ」は屈曲する地形からでた(館林市誌)といわれ,また西に接する傍示塚と関連し境田ではないかともいわれる(近代足利市史)。古くは大井田村と称し応永年間早川田左京之介という者が当地に住し,早川田村と改めたという(邑楽郡誌)。文明3年頃と推定される年未詳4月19日の印東氏常書状(高文書/栃木県史史料編中世4)の宛所早河田民部少輔は,古河公方足利成氏の家臣高師久にあたる。師久は享徳18年11月12日の足利成氏安堵状(同前)で,享徳18年は文明元年にあたるが,「下野国足利庄内大窪郷」などを本領として安堵され,同3年と推定される年未詳5月1日の足利成氏書状(同前)によれば,赤井氏とともに館林城にたて籠って上杉方と戦っている。師久の子孫は歴代古河公方に仕え奉行の役をつとめたという。下早川田町に早川田氏の館跡と伝えられるものがある。
上早川田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
上早川田(近代)】 明治22年~昭和59年の大字名。
上早川田町(近代)】 昭和59年~現在の館林市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7045023