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下江田
【しもえだ】


旧国名:上野

木崎台地の南方沖積微高地に位置し,北西から南へ石田川が流れる。「木崎町郷土誌」によれば,中古上耕地を分け上江田村とし,文亀3年中耕地と下耕地を分け,中江田村・下江田村としたという。なお「郡村誌」では3か村成立の年代を万治3年とする。地内には原始・古代の遺跡が比較的多く分布する。字本郷の二ツ塚古墳は明治44年に発掘され,金環・管玉・鉄製品・土器などが出土し,当時帝室博物館と最勝寺でそれぞれ保管(上毛古墳綜覧)。二ツ塚は帝様とも呼ばれ,鎮守矢抜神社の本殿が墳丘上に建てられている。字御門に長慶塚と呼ぶ塚があり,建徳2年崩御の長慶天皇陵墓という。宝暦元年に焼失した申し伝によれば,長慶天皇が三種神器を宗良親王に渡し,江田郡に居住したという(吉田家文書)。塚より西1町の所の墓地に3層の層塔がある。本来は5層あったと推定される。地域では長慶天皇の供養塔と伝承する。長慶天皇の乳母が都より東に下る途上,当地で天皇の崩御を聞き,石田川辺に草庵を建て菩提を弔ったという(同前)。字御門から貞和3年の年紀を有する板碑が出土,最勝寺境内からも文和3年銘の板碑が出土している。
下江田村(中世)】 鎌倉期~室町期に見える村名。
下江田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
下江田(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7045644