月田
【つきだ】

旧国名:上野
赤城山南麓,粕川中流域に位置する。地名は,近戸神社への奉仕のための田である斎田(いつきだ)からきているとも(粕川村誌),新田氏の家臣土肥氏が当地に蟄居し築墾したところから築田村といったとも,月田小学校の前にある月石の伝説からとも(郡村誌)いわれる。地内には月田古墳群や,昭和24年県史跡に指定された鏡手塚・壇塚古墳,同27年県天然記念物に指定された月田のモチの木などがある。また,近戸神社にある暦応5年の六地蔵石殿は旧文部省指定重要美術品。その他,暦応3年と延文3年の板碑,粕川流域に多く見られる赤城塔(多宝塔の一種)などがある。なお,文安4年7月朔日の近戸神社由緒記(関口茂男氏蔵/粕川村史)と天正4年6月7日の同由緒記(同前)には「月田村氏子惣中」と見えるが,両史料とも検討を要する。
【月田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【月田(近代)】 明治22年~現在の粕川村の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7046186 |




