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花咲
【はなさく】


旧国名:上野

塗川および支流の綱沢川沿いの上流右岸に位置し,南に赤倉山,北に武尊(ほたか)山・前武尊がそびえる。地名は,「郡村誌」によれば,地内登戸にある花咲石にちなむという。栗生を西へ行くと花咲峠(背嶺峠)で,峠を越して木賊(とくさ)と結ばれる。この道は会津道の1つで,永禄12年沼田万鬼斎(顕泰)勢が川場から花咲に来たのもこの道であった。「加沢記」には「白井路峠越」とあり,「万鬼斎白井路峠に暫御休有と峨々たる岩を詠め給,岩の中より生出ける古木の松有り此松をつくつくと御覧有て,扨も宜松哉自世に有時ならは千貫文の領地にも替かたしと被仰けれは,其時より此松を今の世上千貫松と申也」とある(県史料集3)。木賊からはもう1つの峠越えの道があったとも伝えるが,いまは廃道となっている。
花咲村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
花咲(近代)】 明治22年~現在の片品村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7046667