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久方
【ひさかた】


旧国名:上野

古くは居館(いだて)・久保とも称した。桐生川右岸の谷間に位置する。もとは下久方・浅部・高沢を含む地域の総称であった(郡村誌)。居館の地名は,鎌倉期以降桐生氏の居館のあったことに起因するものと思われる。また,慶安2年高薗寺から幕府代官諸星庄兵衛へ宛てた願書に「山田郡上久保村高薗寺」とある。しかし,保方の地名は本来窪の意で,桐生川沿いの低窪地に由来するものと思われる。治承4年桐生六郎が岡平に興り(源平盛衰記),観応元年桐生国綱が桐生城を築き,それ以後桐生氏は10代223年間桐生領54か村を統治した。天正元年由良成繁は桐生城を攻略,同12年由良国繁が跡を継ぎ,同18年由良氏は豊臣秀吉によって常陸国牛久へ転封となった。
久方(中世)】 戦国期に見える地名。
久方村(近世)】 江戸初期の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7046786