100辞書・辞典一括検索

JLogos

59

両毛線
【りょうもうせん】


JR東日本旅客鉄道会社の経営する路線名。高崎市と栃木県小山(おやま)市を結ぶ。高崎市中央部の高崎駅から前橋・伊勢崎・桐生・栃木県足利・佐野・栃木の北関東主要都市を経て,小山市の小山駅に至る。延長91.7km,駅数19。県内延長34.8km,駅数9,鉄橋3。昭和32年12月高崎~新前橋間複線自動化,新前橋~前橋間電化に伴い,高崎~新前橋間が上越線となり,営業区間は新前橋~小山間84.4kmとなるが,電車は高崎駅まで乗入れ。明治19年1月両毛鉄道として発足し,同21年5月に小山~足利間,同年11月に足利~桐生間が開通した。明治22年11月20日小山~前橋間が全線開通した。両毛鉄道は養蚕地域,機業・製糸業地域を結び蚕糸産業の発展性と鉄道の将来性を見込んだ投機的性格から生み出された。その後,明治30年1月1日に日本鉄道に買収され,同39年11月鉄道国有法により国鉄線に編入。昭和9年高崎~前橋間では蒸気列車に変わりガソリンカーが走った。昭和26年から全線直通の気動車が運転された。昭和43年全線が電化し,CTC(列車集中制御装置)が採用された。都市の市街地では踏切が多く,各所で交通渋帯をきたす。このため桐生高架(桐生市元宿町~同市境野町間約2km)が昭和51年3月着工,同58年10月完成。前橋高架(前橋市天川大島町~同市古市町間約4.6km)が昭和55年2月着工,同61年10月完成予定されている。両毛の由来は,上毛野(かみつけぬ)(群馬県)と下毛野(しもつけぬ)(栃木県)を結ぶ所から来ており,現在では群馬県南東部から栃木県南西部にかけての同線沿線地域の呼称となっている。高崎駅は高崎線・信越線・上越線・八高線・上信電鉄,新前橋駅は上越線,伊勢崎駅は東武伊勢崎線,桐生駅は足尾線とそれぞれ接続している。かつて織物業界に大きな役割を果たした同線は,業界の衰退,東武鉄道の敷設と拡大・スピード化,トラック輸送の発達などにより,現在は通勤・通学をはじめ多機能利用がなされ,都市間連結路線となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7047411