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飯田
【いいだ】


旧国名:武蔵

県西端部,荒川水系赤平川の支流河原沢沿いに位置する。地名は八幡宮の神饌田から起こったという(秩父志)。戦国期は鉢形北条氏の支配下にあったと思われるが,武田氏との関係の深い地であった。光源院は武田信虎の祖父信昌の開基である甲州永昌院の末寺である(光源院遙記)。永禄3年の武田家制札では信玄は光源院を厚く保護している(秩父志)。永禄13年2月18日の高札も同様である(光源院蔵)。当地域は武田と北条の勢力が競合していたと思われる。秩父札所31番観音院がある。
飯田村(近世)】 江戸期の村名。
飯田村(近代)】 明治元年~22年の村名。
飯田(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7047683