忍
【おし】

旧国名:武蔵
県北部,利根(とね)川・荒川両河の乱流によって形成された沖積平野の自然堤防上に位置する。地名の由来は,関東古方言で,「万葉集」に見られる磯(おし)・磯辺(おしへ)と同義か(地名誌)という。「吾妻鏡」,文治6年11月7日源頼朝の入洛行列の随兵42番に忍三郎・同五郎らがおり,この地を在名として名乗った武士であろうといわれる(新編武蔵)。忍三郎館の所在は駒形地区に比定されている(県遺跡地図)。
【忍(中世)】 戦国期に見える地名。
【忍城下(近世)】 江戸期の城下町名。
【忍町(近代)】 明治22年~昭和24年の自治体名。
【忍(近代)】 明治22年~現在の大字名。
【忍(近代)】 昭和46年~現在の行田市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7048303 |




