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鉢形
【はちがた】


旧国名:武蔵

県北西部,荒川右岸に位置する。北西部の荒川の段丘上には鉢形城跡がある。城の背後は荒川に大きく浸食されて急崖となり,東部は深沢川が急峻な谷を形成して荒川に注ぎ,また南方は車山・愛宕(あたご)山・物見山などの山地からなる天然の要害である。平山城に属し,面積も14万6,520m(^2)と広大である。戦国期には城下町が形成され,天正18年の落城後は廃城となったため衰微したが,道路や家並みに往時を偲ぶことができる。地名の由来は城地があたかも鉢を逆さに伏せたのに似ているからという(大里郡郷土誌)。
鉢形(中世)】 戦国期に見える地名。
鉢形村(近代)】 明治6~22年の村名。
鉢形村(近代)】 明治22年~昭和30年の自治体名。
鉢形(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7051190