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元加治村
【もとかじむら】


(近代)明治22年~昭和18年の自治体名。県南部,入間(いるま)川流域の低地・台地・丘陵に位置する。はじめ高麗(こま)郡,明治29年からは入間郡に所属。野田・仏子(ぶし)2か村が合併して成立。大字は旧村名を継承。大字野田に村役場を設置。地名の由来は,加治領に起因し,加治村(現飯能(はんのう)市)と区別するため「元」の字を冠したという(西武町の沿革)。明治22年の人口1,928。世帯・人口は大正9年557・3,129,昭和15年667・3,926。明治43年3月に元加治尋常小学校が開校。大正4年4月には武蔵野鉄道(現西武池袋線)が池袋(いけぶくろ)(東京都)~飯能(はんのう)間に開通,仏子駅が開設された。同7年には元加治駅も開設され,人口が増加しはじめる。さらに昭和3年西所沢~飯能間が電化。昭和18年,飯能町ほか3か村と合併し,飯能町となる。なお,当地域は昭和29年1月飯能市,同年4月西武町に所属し,同42年入間市に編入された。現在の入間市北部。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7052281