外房線
【そとぼうせん】

国鉄。総武本線千葉より分岐し,大網・大原・勝浦を経て,安房鴨川に至る延長93.3km。駅数27。全線電化。千葉~永田間,八積~上総一ノ宮間が複線,ほかは単線。房総半島の太平洋岸を走る路線。蘇我で内房線,大網で東金(とうがね)線,大原で木原線を分岐。明治26年房総鉄道会社が設立され,同29年1月蘇我~大網間開通,同32年12月大原まで開通。同40年9月国鉄移管。大正2年6月大原~勝浦間開通。昭和4年4月安房鴨川に到達し,房総一周の環状線が全通し,房総線の名称に統一。同8年4月房総東線に改称。同29年10月気動車化。同33年11月新宿までの準急運転開始。同47年7月全線電化とともに,東京駅直通の特急と快速の運転が開始され,名称も外房線に改称。同55年10月総武本線・横須賀線の直結に伴い,快速が逗子・久里浜にも直通運転。沿線は,九十九里南部や外房海岸などの海岸美を中心とする観光地があり,夏季には特別ダイヤ(7月中旬~8月中旬)が編成され,特に海水浴客でにぎわう。一方,大原以北では,東京方面への通勤客が増加している。現在勝浦までの複線化工事などが行われている。線名は,房総半島の太平洋側の広域名称に由来し,内房線と対をなすが,範囲と線名は一致せず,路線は安房鴨川までで,外房側の安房鴨川~千倉(ちくら)間は内房線に属している。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7055348 |




