畑
【はた】

旧国名:下総
古くは旗とも書いた。花見川下流左岸の丘陵地上に位置する。地名の由来は,治承4年源頼朝が当地を通過の際に源家の白旗を押立てたことによる説のほか,秦氏の居住地であったことによるなどの説がある(千葉市の町名考)。子安神社は,延喜年間より安産の守護神として斎祀され,永久3年小宮に鎮座したと口伝され,建久3年千葉常胤の息女が参籠,帰路幕張の磯辺で産気づき安産したことから,翌4年常胤が御礼に社殿を修復したとも伝えられる。字殿山・居寒台に居寒台館址がある。
【畑村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【畑(近代)】 明治22年~昭和13年の大字名。
【畑町(近代)】 昭和13年~現在の千葉市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7056506 |




