古千谷
【こぢや】

旧国名:武蔵
毛長(けなが)沼の南方,見沼代(みぬまだい)用水沿いに位置する。当村の名主権蔵が所蔵する元和年間頃の文書に東屋と見え,また寛永6年の水帳には舎人(とねり)のうち古千谷(こぢや)とあり,正保改定図に独立村として記されるから,この間に立村したと思われる。浄土宗全学寺の開基は名主権蔵の先祖真野日向守梅敷で延徳2年3月14日没。同浄光寺は享禄3年の起立で,開基はやはり権蔵の先祖花井肥前守正義といい,その石碑があるという。また日蓮宗妙蓮寺の開山は日墓で応永年間に起立し,天正年間に日慶が中興したと伝える(新編武蔵)。
【古千谷村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【古千谷(近代)】 明治22年~昭和7年の舎人村の大字名。
【古千谷町(近代)】 昭和7年~現在の足立区の町名。
【古千谷(近代)】 昭和45年~現在の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7060534 |




