檜物町
【ひものちょう】

旧国名:武蔵
(近世~近代)江戸期~昭和3年の町名。町名は天正18年の徳川氏入国の時,浜松(静岡県)の檜物大工棟梁星野又右衛門がこの地を拝領したことによる。南の檜物町会所屋敷は,三島屋敷・道寿(どうじゆ)屋敷とともに三会所といわれたが明治2年に上槇(かみまき)町の一部となった。明治5年の戸数233・人口1,030(府志料)。同11年日本橋区に所属。昭和3年呉服橋3丁目・通(とおり)3丁目に編入。現行の八重洲(やえす)1丁目・日本橋3丁目のうち。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7063769 |