磯部
【いそべ】

旧国名:相模

相模野台地北部，同台地と相模平野が接する辺りに位置し，地内西端を相模川が流れる。相模川の東辺に位置すること，または昔相模川が入海になっていたことから磯辺と称し，のちに磯部の字に改めたという（皇国地誌／残稿）。字勝坂から縄文中期の代表的土器の勝坂式土器を出土。また字有鹿谷にある通称有鹿谷小祠の近辺からは４世紀の祭祀遺物が発見されている。地内には戦国期の磯部城があった。
【磯辺郷(中世)】　戦国期に見える郷名。
【磯部村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【磯部(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7065721