100辞書・辞典一括検索

JLogos

30

上郷村
【かみごうむら】


旧国名:武蔵

(近世)江戸初期の村名。武蔵国久良岐(くらき)郡のうち。下末吉台地の南端,大岡川上流の笹下川左岸流域に位置する。中世には篠下のうちで,上笹下郷に当たる地域。村名について,「新編武蔵」には上笹下郷の略称とある。寛永10年幕府領。村高は,「田園簿」では659石余うち田393石余・畑266石余,ほかに新田見取場2石余・新畑見取場8石余・野銭永3貫750文・萱野塩場役永5貫212文。正保年間から元禄年間頃までに矢部野村・栗木村・田中村・峰村に分村。なお,この4か村は「元禄郷帳」「天保郷帳」では上郷を冠称。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7066479